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sekiprosky

「デザインスタジオ BOTH SIDES」、そして母の事

皆さん、初めまして!

そしていつもデザインスタジオ BOTH SIDESのホームページを見てくださっている方、私のSNS等、活動を見てくださっておられる方々。

いつもありがとうございます!


今日より、ブログを書いていこうと思います。

こちらではSNSで発信するにはちと長いトピック、そしてもう少しパーソナルかつ専門的な事柄を発信していこうと思います。よろしくお願いいたします!


さて、改めて。私、関戸真人と申します。

CGデザイナーとして複数のデザイン事務所で働いた後、2019年4月に

「デザインスタジオ BOTH SIDES」を立ち上げました。


今日はこのスタジオ名についてちょっとお話したいと思います。


BOTH SIDES=ボウス・サイズ=両面性・・・といった意味なんですが・・・

自分がデザイナーとしてデザインをする上でのポリシーというか、テーマみたいなものになります。

そしてそれはそのまま、私の人生観でもあります。物事の考え方、とも言えるのかな?

「白」も「黒」も必要、「光」も「闇」もあって良い、むしろ両方ないとすべての物事って成り立たないんじゃないの?


こう思う背景には、私の母の存在があります。

もう大分昔の話になりますが・・・私の家は、母の購入した「モノ」で溢れておりました。

その「モノ」というものが、母だけを輝かせる物であれば、良かったんですが、私達家族の為に購入した「モノ」であった、という所が厄介で。

具体的に言うと健康器具とか、布団とか。畳一畳分のボックス型のサウナなんて物もありました。今考えると電気代どんだけかかってたんだ・・・(;^_^A


そして、母と父は仲が決して良くはなかったんですよね。

だから、母は「モノ」で何かを埋めていたのかなー?と推測してます、もう2人ともこの世にはいないので確かめようがないのですが。


小さい頃は私も「モノ」にあふれた生活を当たり前に感じていました。

が、色々なきっかけがあり、そんな生活を恥ずかしく思うようになってきたのです。 なので、反対に「ヒト」とのつながりを求めるようになりました。

「モノ」は私を満たしてくれない、満たしてくれるのは「ヒト」の繋がり。

そんな感じで20代、30代を過ごしてきました・・・が、だんだんと苦しくなってきました。

結局親の生き方を否定しているわけだからまあ、そりゃ苦しいよなー、って感じでしたね。


かなーり長い時間、「モノ」にあふれた生活を送ってきて、かなーり長い時間、「ヒト」とのつながりを求めてきた。

どちらかだけではだめ、どちらも否定するのはつらい。

じゃあ「両方とも」手に入れようぜ!という、非常に図々しい考え方にたどりついたわけです。


そして、両方必要なのだ!という事を急速に「自分のものにする」方法として、デザインという表現技法がいいんじゃないか、と思ったんですね。


なので、私は自分のデザイン、アートを通じて「自己肯定感」を持とうとしているんです。


実は親の事をこんな風に書きとめるのは抵抗がずっとありました。

いい年こいて母親に思いを馳せるなんて、恥ずかしいと思われるんじゃないの?とか笑


でもだんだんと考えが変わってきて、むしろきちんと発表した方がいいのでは?と思って。

だって人が生きていく上で、親の影響を受けるのはあたり前じゃない?

そことどう向き合っていくのかは人生の重要なテーマだし、普遍的なものだよね?


なので私の作ったアート、デザインは私だけのものではなくて。

私の作品を見てくれた人が何かしらの「自己肯定感」を感じるきっかけになってくれればいいな、と思って作品を作っています。


ちなみに私は母に対して、「母も一人の女性として、色々あったんだろうなあー。そして私も彼女のめんどくさい部分を確実にうけついでるわ、やだなー気を付けないと」という思いを持ってます。これも普遍的な、自己肯定の一つ笑笑


今、コロナの影響で様々な価値観が変わっていると思います。

そんな中で、より「正直」なものしか人は必要としなくなると思い、ブログの第一回目は私の一番正直な部分を書かせてもらいました。


良ければ、次回も見てくださいね。

ではまた!









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